婦人科受診(内診)のメリット・デメリット他

内診のメリット、デメリット

メリット:特に痛みがある場合に具体的にどこが、どの程度痛いかがわかる。

     例えばダグラス窩に痛みがあるか無いか、硬結(触れて硬い事:通常、内膜症の所見)があるかどうか。

               子宮や卵巣を動かしてみる(可動性を見る)ことで、癒着の有無とその程度がわかる。

               内 診台で膣鏡診を行う時にクラミジアの検査、細胞診の検査、

               帯下の培養(おりものに細菌や真菌がいないかどうか)の検査、経膣超音波の検査ができる。

               偶発的に思ってもみなかった疾患(カンジタ膣炎や外陰部の疾患(コンジローム)など)が

               見つかったりする場合もある。

デメリット:内診台に上がるので、恥ずかしい、実施するDr.によっては痛みが強い場合がある

               (痛みがある場合その個所を探すので、痛みが0と言う訳にはいかない)。

                痛みが無くても、不快な場合もあるだろう。

                内診を受けない場合のメリット、デメリット

メリット:内診台に上がらずに済むので、恥ずかしい思いや痛い思い、不快な思いをしなくて済む。

デメリット:痛みで受診した場合、時本当に痛い場所や原因がわからない場合がある。

                  ダグラス窩の所見が取れないので、子宮内膜症の初期診断を逃す可能性がある(*1)。

      癒着の早期診断を逃す可能性がある(*1)。

                  内診台に上がらないので、クラミジアの検査、細胞診、帯下の培養の検査などができない(*2)。

      経膣超音波の検査ができない(*3)。

               *1:ひどくなれば、MRIの検査でもわかる場合がある。

               *2:禁煙検査の精度が上がっているが、それでも女性の自己採取法は感染箇所から採取できるかどう                         かで精度が変わるので、クリニックでの採取の方が精度が高い可能性がある

                (細胞診はクリニック採取の方が、精度が高い事が解っている)。

               *3:経腹超音波という方法もあるが、精度が落ちる。より精度が高いのはMRIだが、コスト的にも高く、

                     簡易に行う事はできない。

 

           内診でのメリット・デメリットを充分理解した上で、内診を受けない・・・

                                                                                                と言う選択肢もありだと思う。

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 遠方在住の方への利便性

遠方に在住の人であっても、色々な手段を講じることによりできる限りのfollowを心がけている。

例えば、挙児希望の方の場合、近くの病院でホルモン検査や卵胞チャックをしていただき、om lineでのやりとりでその周期の方針を決める。

例えば、自宅で採取可能な検体を用いての検査など。

どうしても来院していただかなくては出来ないのが、他院で代替えできない「採血」や「点滴」になる。

 

経腟超音波と経腹超音波のメリット・デメリット

 

経腟超音波

メリット :子宮や卵巣に近づいて探査できるので経腹超音波より画像の精度が高いため、

      小さい卵胞や卵巣嚢腫の観察に適している。

      経腹超音波より、腸内のガスの影響を受けにくい。

デメリット:内診台に上がり、膣から超音波のprobe(探査機)の機会を入れるので、内診台に上がる恥ずかしさ、

      probeを入れられる不快感、乱暴にされると痛みがあることも・・・

      若年者や性行為未経験者には向かない。

 

経腹超音波

メリット :お腹からprobe(探査機)を当てるので、恥ずかしさが少ない。

      ⇒膣からprobeを入れられる不快感や痛みが無い

デメリット:子宮や卵巣から距離ができるので、細かい観察は難しい事もある。

      腸管内のガスの影響を受けやすく、条件が良くないと観察しにくい。

      条件をよくするために膀胱に尿を溜めてもらうが、膀胱充満に時間がかかることも・・・

      (おしっこをしたくてたまらない・・・位に溜めるため)

      しかも場合によってはお腹をprobeで押される場合もある。

                  通常、若年者や性行為未経験者の場合に使用される。

                 大きな腹腔内腫瘍(例:子宮筋腫、卵巣嚢腫)の場合は、経膣超音波より適している場合もある。

 

MRIのメリット・デメリット

メリット :大きさや形、場所などのかなり詳細な情報が得られる(超音波より上の情報)

      場合によっては、癒着の可能性がわかる場合もある。

      悪性か良性かの判別に役立つ。

デメリット:超音波より価格が高く、通常予約検査となる。

      例えば、卵胞発育の探索などの短い周期の継時変化には向かない。